EF HF工具

システム解説

ポリエチレン(PE)管は地震等に強く、腐食しないというすぐれた特徴を有する導管材料です。

接合には主に融着が用いられるほか、鋼管及び鋳鉄管との連携、分岐用の各種トランザクション継手による接合方法があります。

PE管の融着にはEF(エレクトロフュージョン)とHF(ヒートフュージョン)の2つの方法があります。

EF工法

継手内面に加熱用電熱線(ワイヤー)を埋め込み、クランプ等を用いて継手とパイプをセットした後、コントローラーから電熱線に電気を流して発熱させることで、継手内面と管外面を同時に溶融して接合するのがEF工法です。
EF工法

HF工法

一定温度(210℃ ~ 260℃)に加熱されたヒータを接合しようとする部分に密着させてPE管を加熱溶融した後、溶融した接合面どうしを加圧しながら圧着することにより、一体化させて融着します。
HF工法

EFコントローラ

ガス用及び配水用のポリエチレン管の普及にともない、EF工法(エレクトロフュージョン)のキーファクターとして無くてはならないツールとなっております。また、バーコード方式(※)の採用により、

  1. 震災復旧時に互換性のある融着機となります。
  2. トレーサビリティ機能により作業状況の解析に役立ちます。
  3. 継ぎ手の状態をより詳細に自動でチェック出来ます。

※継手に添付したバーコードラベルに記載された融着条件(融着電圧・通電時間等)に従って融着します。

EFコントローラ

全自動バット融着機

ガス用ポリエチレン管のバット接合に無くてはならないのがバット融着機です。また、より安全に確実にバット融着を行い、不良融着をも防止するために全自動バット融着機をラインナップしております。パイプサイズに合わせたライナーをセットするだけで、コントローラが自動的にサイズを検知し、面取り・初動圧の検出・加圧溶融・加熱保持・ヒーター除去・圧着冷却といった各工程を自動で行います。端材の資源化にも使用できるので、環境に優しいHF工法です。
全自動バット融着機

全自動バット融着機作業例

自動バット融着機作業例

ガス用PE管配管作業現場例

ガス用PE管配管作業現場例

各種クランプ類取り扱いあります。

30ソケットクランプ
50ソケットクランプ
75チーズクランプ

クボタシーアイ JWWA規格用コントローラー

共用型EFコントローラー

配水用ポリエチレンパイプシステム協会の規定する水道配水用ポリエチレン管用EF継手に適合。

JWEF200
適用継手 :
呼び径200まで
電源電圧 :
AC100V
使用出力 :
2.8kVA
必要発電機:
100V 呼び径150以下は2.0kVA、呼び径200は3.5kVA
【形 式】
JWEF200/Ⅱ
JWEF100
JWEF300
【付属品】
マルチアダプター4.0Φ、4.7Φ
バーコードスキャナー
電源プラグ用変換ケーブル

JW用クランプ取扱いあります。

ソケットクランプ

ソケットクランプ

ソケットベンドチーズクランプ

ソケットベンドチーズクランプ

マルチクランプ

マルチクランプ使用例

固定リング

ソケットエルボクランプ

ソケットエルボクランプ

サドルチェーンクランプ

サドルチェーンクランプ

PEスクレーパ

PEスクレーパ

樹脂管カンナ

樹脂管カンナ